三国志2 黄巾賊退治

横山光輝の三国志 前回までのあらすじ

王家の血筋である貧しい劉備は、むしろやすだれを作り生計を立てていました。
劉備は張飛、関羽と運命的な出会いをして
3人は母が用意してくれた花盛りの桃園で義兄弟の杯を酌み交わします。

民を苦しめる黄巾賊を討伐するために義勇軍を結成して百姓らとともに立ち上がります。

 

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初陣 劉備らの義勇軍の初勝利

幽州の太守、劉焉に会う3人劉備玄徳、関羽雲長、張飛翼徳
のさばっている黄巾賊を討ち倒すべく、国のために働きたいと申し出ます。
大興山に5万の黄巾賊が陣を張っているとの知らせに
劉焉の軍とともに両備の義勇軍は征伐に出発します。

黄巾賊が連絡を取り合わないように短期決戦で戦うべきと
劉備と関羽の意見は一致して突撃します。

百姓の寄せ集め部隊となめている黄巾賊の剣の使い手、
将と副将を瞬時に打ち倒した張飛と関羽。
それをみていた幽州の将軍はすかさず総攻撃をかけて圧勝します。

青州城救援 義勇軍、苦戦を味わうも…

勝利して城にもどった劉備らは幽州の太守、劉焉に大歓迎されます。
宴会で祝っている最中に青州城が黄巾賊に囲まれて落城寸前、
援軍を送ってほしいとの伝言がやってきます。

休む暇なく出陣する劉備らの部隊、
現地に到着してみると青州城の周囲は死体の山と化しています。

黄巾賊と戦ってみるものの見方の軍は全滅状態に陥り
陣を立て直すためにいったん引き上げます。

まともに戦っては勝ち目はないと判断した関羽は
将軍に奇襲作戦を提案します。

分かれて3方向から攻める計画は
目論見通り成功して黄巾賊に勝利します。

戦いが終わった劉備は将軍に願い出ます。
かつて少年の頃、文学や兵法の教えを受けていた盧植は広宗で
皇帝の命を受けて5万の官軍を引き連れて
黄巾賊の頭、張角の兵と戦っているとの情報聞いたこと
劉備ら義勇軍は援軍として馳せ参じたいと。

5万の官軍に
15万の黄巾賊を相手に悪戦苦闘していた盧植将軍。

現地ではやる気がなく士気が上がらない官軍兵士は
次々と倒れて数を減らしていました。

劉備らの義勇軍は志高く情熱を持ち危険を承知で前進を続けていました。

 

火攻めの計 劉備、曹操と出会う

500人の兵士を引き連れて
盧植将軍のもとにやってきた劉備玄徳、関羽雲長、張飛翼徳の3人

劉備は将軍に援軍としてはるばるやって来た旨を告げ、大いに歓迎されます。
我が官軍とともに黄巾賊と戦ってくれ、と盧植に命じられます。

黄巾賊最強部隊の正規軍15万を相手に3分の1の兵力の官軍、
戦いの場で飲めや歌えの宴会を夜ごと繰り返している官軍兵士達に
劉備ら3人は頭を抱えています
そこへやってきた盧植は彼らに次のように話し出します。

この地は険しい山が多く
官軍が一気に攻め入れば犠牲者を増やすことが目に見えている。
長期戦で臨むしかないと説明します。

盧植は、五分五分の戦いを繰り広げている潁川の戦地に
助っ人として劉備らに出向いてほしいと頼みます。

その地は広い原野に沼、湖が点在している場所でした。
寄せ集めの乞食部隊がやってきたと朱儁将軍は彼らをバカにして
最前線で戦わせろと命じます。

劉備は奇襲作戦を立てます。
草ぼうぼう伸び放題の戦地に目をつけ、兵士にたいまつを持たせ
敵地を取り囲んで寝込みを襲い火を放たせる。

黄巾賊は官軍が総攻撃をかけてきたと混乱状態になるだろうと
張飛に指示を与えます。
劉備の狙いは的中して黄巾賊は我先に逃げ出します。

そこへ突如として現れた5千の官軍騎兵、朝廷の命により派遣されたと
司令官は告げ、私は曹操であると劉備に告げます。

見事な火攻めの計と曹操は劉備を褒めたたえ、天下泰平のため
一緒に凱歌の音頭をとることになります。

戦いを終えた曹操は劉備に挨拶をし、別の任務地へと移動するのです。
劉備は曹操の存在に圧倒され、
将来大物になっていくのではないだろうかと思うのです。

 

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渡り鳥  さげすまれる劉備らの義勇軍

わずか500人の寄せ集まり軍が黄巾賊を夜襲して大成功をおさめたと
部下に聞いた朱儁将軍は自己保身のため、
自分が立てた計画をめちゃくちゃにしてしまったと
劉備に怒鳴りたて、すぐに盧植将軍のもとへ助っ人に行くよう命じます。

劉備らは移動の途中、盧植将軍を囚人として都へ送る途中の官軍と出くわします。
驚いて事情を聞くと、各地の軍隊を視察中の左豊卿に
盧植将軍が不届きなふるまいをしたというのです。

収監中の盧植将軍になんとか面会できてその事情を聞き出します。
今の戦況を説明する盧植に、やってきた左豊卿は賄賂を求めたこと、
拒否すると辱められたと怒った左豊卿は身に覚えのない罪を押し付けたと話します。

私腹を肥やし君主に誠実に仕えることなく高官が身勝手なふるまいをしていると
聞いてはいたものの、自分の身に起こったこのようなことを考えると今の御世は
長くは続かないと盧植将軍は劉備に話して聞かせます。

ここで盧植将軍を救い出しても謀反とみなされ、良い結果にならぬと
泣く泣く引き下がる劉備ら3人です。

盧植将軍に変わり軍を率いていた董卓将軍は劣勢で黄巾賊と戦っていましたが
劉備らの寄せ集め軍が加勢し勝利をおさめます。

どこにも属さない劉備らの義勇軍は、今回も董卓将軍にさんざんバカにされ
地団太を踏み悔し涙を流します。
我ら義勇軍はあっちへいったりこっちへ行ったりする渡り鳥だ、
と辛そうにつぶやく劉備です。

鉄門峡の死闘 妖術のからくりを見破る

ふたたび朱儁将軍のもとを訪れた劉備ら義勇軍は
黄巾賊の長、張角の弟、張宝の大軍が陣を張っている山に
攻め入ってほしいと頼まれます。

行軍の途中、雲行きが怪しくなり悪天候に見舞われます。
張宝が妖術を使い天候をコントロールしていると
一緒に行動している朱儁将軍下配属の兵に説明を受けます。

迷信を笑い飛ばした張飛に強引に前進を命じられ、
強風が吹きすさぶ大岩に挟まれた鉄門峡までたどり着いた義勇軍。
強行し前進するものの兵士は次々と矢で打ち抜かれて倒れていきます。

いったん退却した劉備らは策を練ります。
自然気象を利用して妖術のように見せかけている張宝のやり方を見抜いた劉備、
張飛は絶壁をよじ登って奇襲することを提案します。

山の上にたどり着いた劉備ら義勇軍、劉備は祈祷して張宝の妖術を取り除いたと
兵士の恐怖心を拭い去って攻め入ります。

張宝はまさか崖をよじ登って劉備らがやってきているとはつゆほど思わず、
裏切者が出たと勘違いして混乱状態になります。

劉備は油断している張宝の首を矢で射止めます。
激しい戦いが3日3晩繰り広げられ、敵味方双方に犠牲者が続出したのでした。
張宝を長とする数万の黄巾賊軍が、劉備率いるわずかな義勇軍に敗北したのです。

 

 

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