薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帳~ 6巻 命がけで救った相手は

サンデーGXコミックス掲載、

薬屋のひとりごとの最新巻、電子書籍が
ついに発売されました!

題して


薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(6)

さぁ、新たな展開が始まります。
宮中で次々と勃発していた不可解な事件。

実は それらの事件は関連があって背後に
大きな陰謀が緻密にたくらまれていたのです。

物語の舞台は
もう一度、後宮(こうきゅう)へと移るのです。

猫猫(マオマオ) の
決死の行動はうまくいくのでしょうか。

 

 

▶薬屋のひとりごと無料試し読みはこちら

 

薬屋のひとりごと 6巻

猫猫が組み立てた推理は的中するのでしょうか。
大きな事件、その背後で糸を引いている人物が気になりますね。

第23話 中祀

猫猫は西の蒼穹壇へ向かって
息も切れ切れ急ぎます。

もし私の推理が当たっていたら
今日そこで、忌まわしい事件が起きる…

建物の入り口にたどり着いた猫猫。

神事の警護にあたる兵士達が
猫猫を呼び止め、
がんとして中に入れさせようとしません。

必死になって
建物の中に入る必要があると訴える猫猫。

取り返しがつかないことがおきる、
祭壇に何者かが工作した可能性がありますと
猫猫は見張り番兵士に訴えます。

しかし彼は
下女の猫猫の言うことなど、聞く耳を持ちません。

猫猫は懸命に警護の兵士を挑発して
自分を殴らせてひと騒ぎを起こし
祭祀を止めようとするのですが…

事件を止めなければ
超お貴重な牛黄がもらえない!

猫猫は必死の形相で
中に入れてくれるよう、兵士に嘆願します。

このように押し問答をしているうちに
中で大変な事態があったら、

万が一、高貴なお方の身の上に
もしやのことがふりかかったら…と

悲痛な思いで訴えますが
お前のような小娘のいうことは
信じられるはずがないと突っぱねられます。

そこへ猫猫が毛嫌いしている羅漢があらわれて
自分が責任を取るから
猫猫を中に入れるよう兵士に命令します。

不本意ながら羅漢に、借りを作ってしまった
と猫猫は心の中で舌打ちします。

中に入った猫猫は人を押しのけて
祭祀を取り行っている中央にいる男のもとへ急いで走り寄り、

その男めがけて
ありったけの力で体当たりをします。

その瞬間、ガラガラ、ぎしっと音を立てて
頭上から落ちてくる祭壇

間一髪で危機を回避できたのです。

男の手が、猫猫の顔にそっとあてられます。

あなたは…

薬屋、どうして…

牛黄を、と言いながら
猫猫は意識を失ってしまいます。

気がつくと猫猫は
寝台に横たわっていました。

足の傷を15針も縫われたと聞く猫猫。

早急に事の説明を聞かせてほしい
と言われて話し始める猫猫。

今回の事件は
偶然を装って発生した事故が
積み重なって起きたことです、と口を開きます。

最初は礼部の長官が酒宴の最中に亡くなったこと。

次は食糧庫のぼや騒ぎが起きました。
その最中に
祭具をしまってある倉庫で盗難があったこと。

盗まれた金具は
あの暗号のような遺言を残して死んだ
彫金細工師が作ったものでした。

盗難された金具は
祭壇の鉄柱を床に固定する際に
使われているものです。

近くにろうそくの火があり、
低温で溶ける金属で固定されていれば

どんなに正確な設計のもとに作れれていても
祭具は落下すると猫猫は説明します。

そこで猫猫は、はたと気づきます。

なぜ、壬氏があそこにいたのだろうか。
何者なんだよ、一体。

壬氏と彼の仲間が
犯人の翠苓を探し当てたものの

部屋に直行した部下は
すでに死に絶えている翠苓を発見するのです。

 

第24話 朝顔の女

毒をあおって死んだ翠苓が火葬されると聞いて
猫猫は納得いかない様子です。

さまざまな事件が立て続けに起きて
壬氏がすんでのところで暗殺されるところでした。

翠苓単独犯であろうはずがないと
猫猫は考えているのです。

翠苓を検死した医官に直接話を聞きたいと
壬氏に申し出ます。

死体安置所で顔を合わせた医官は以前、医局で会った顔見知りでした。
毒殺に使われた薬草は曼荼羅華ですねと聞く猫猫。

翠苓に気があるそぶりだった医官は否定したものの
頼まれて手渡したようです。

曼荼羅華の効能を思い浮かべていた猫猫は
麻酔の働きがあることを思い出します。

ひょっとして…

猫猫は周囲が驚いている様子を無視して
棺を素早く道具を使って開けます。

お棺の中におさめられていたのは
翠苓ではなく全くの別人だったのです。

驚く壬氏と馬閃そして医官。

翠苓は医官が好意を持っている自分のからだを
解剖することはないと見越しての計画でした。

それでは翠苓はどこに?と聞かれた猫猫は
その場から男達に紛れて脱出したはずと答えるのです。

まんまと翠苓に逃亡されはしたものの、
いつしかまた会った時には
蘇りの薬の作り方を教えてもらわなくては…
周囲が恐れをなす不敵な笑いを浮かべる猫猫

翠苓と最後に会った場所は
彼女が薬草を栽培していたところでした。

翠苓は挑戦的な笑みを
猫猫に対して投げつけていたのです。

そういうことだったのか…

猫猫は回想するのです。

第25話 後宮ふたたび

猫猫は壬氏の命令で、
ふたたび後宮で働くことになりました。

久しぶりに後宮勤めとなった猫猫は
以前の職場である後宮に愛着を持っていることに気づくのです。

玉葉妃が懐妊しているかどうか、
猫猫が観察しても今の段階では判別はつきません。

阿多妃が退いた後宮には新たに桜蘭妃が代わりに入っています。
いつも変わった衣装をまとってあらわれる桜蘭妃に
王は戸惑いを隠せません。

猫猫は長年きちんと整理されていなくて乱雑状態である
医局の掃除を大々的に行うと宣言します。

医官は徹底的に掃除を始める猫猫に少々うんざり気味です。
壬氏にも嫌味を言われながらも、薬草がきちんと保管されているかどうか
チェックして補充するためにもきれいにする必要があると説得するのです。

医官と話すうちに実家が紙づくりをしていることを知ります。
上質な紙を作っている様子に猫猫は驚くのです。

医官に届いたばかり手紙の紙質が
以前のものより劣っていることを見て取る猫猫です。

医官の話を聞くうちに紙の品質が低下した原因を見破る猫猫。
猫猫に教えてもらった医官は上機嫌、
さっそく手紙を実家にしたためて対応策を伝えるのです。

猫猫を訪ねてきた李白。
翠苓のことで新たな事実が判明したのでは、と期待したのでしたが…

 

第26話 身請け作戦

李白が猫猫のもとへやってきたのは
他ならぬ、花街緑青館の白鈴についての相談でした。

真剣に白鈴のことを思い詰めている李白は
先日、花街へ行ったときに嫌な噂を聞いたのです。

近々芸妓が身請けに出されるって、それも3美姫の誰か、らしい。

心臓が止まるほどショックを受けた李白は
猫猫にもし、白鈴を身請けするならどのくらいの相場であるか
教えてほしいと頼み込みます。

猫猫はしばらく考えて、
白鈴ほどのとびっきりの芸妓なら1万ほどと応じます。
それを聞いた李白は眼玉が飛び出るほど驚きます。
今の給金では10年分の金額だ、それを即金で支払うなど
到底無理だと嘆くのです。

白鈴は幼いころから猫猫の面倒を見てもらった身内のような存在です。
李白が絶倫の白鈴を心底満足させられるかどうか見極めなければ、
という思いに駆られた猫猫は

李白のからだつきを調べなくてはと、
来ている衣服を脱ぐよう言います。

上半身裸になった李白のからだつきを子細にチェックする猫猫。
筋肉のつきぐあいを調べた猫猫は満足げでしたが
最後にこう言います、ふんどしも脱いで…

好奇な目で様子を見ていた男たちの中に
壬氏がぶすっとした顔つきで立っています。

不機嫌さを隠さずに、何をしているんだと猫猫に言い放ちます。

なぜ自分はこのようにしかりを受けなければならぬのか…
猫猫にはとんとわかりません。

白鈴の相手として李白は充分な相手か調べていたという
猫猫の意図がようやくわかり、壬氏は椅子に座りこむのでした。

▶無料で立ち読みする

感想

猫猫はやんごとなきお方が壬氏であるとは知らずに
命がけで彼を救ったのですね。

そして壬氏だと気づいて、
牛黄の件を思い出して気を失ってしまいます。
すごい執着心ですねぇ、命よりも大切って感じ(笑)

きっと猫猫の中では
壬氏と牛黄がオーバーラップしていたのでは。

一方の壬氏は猫猫にもしものことがあったらと
気が気ではない感じです。

ふたりの対照的な反応がまたおかしくって
ニヤッとしちゃいます。

猫猫のことをこんなに思っている壬氏の気持ちは
まだ届いていないようです。

翆玲はかなりしたたかな女性ですね。
自分の命をものともせずに壬氏の命を奪おうとするのですが、
彼女の裏にいて操っているのは誰なんでしょう。

結局、事件は解決したわけではなく疑問が残ります。

これ以降、翆玲と猫猫が顔を合わせて
対決するときがやってくるのでしょうか。

 

 

現在販売されている 薬屋のひとりごと一覧