薬屋のひとりごと、漫画のネタバレをご紹介します。
日向夏 原作の「薬屋のひとりごと」のコミック版です。
題して、「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」が正式名称です。
この作品は倉田三ノ路(くらたみのじ)が描いています。
現在、1巻~7巻まで電子書籍では販売されています。
薬屋のひとりごとの見どころについて
物語の主人公、猫猫(マオマオ)のキャラがとってもユニークで、つい引き込まれていきます。ほんとうは美人なのにわざとそばかすを念入りに描き、やせっぽちでグラマラスではない体つきは男達には見向きもされません。
それだけでなくこうしておけば外見的には女にも敵対心をもたれないであろうと予防線を張っている猫猫。口数少なく、積極的に会話の中に加わることなく、ひとりでいることが好きな性格です。ひときわ正義感が強いわけではありませんが、譲れないことに関しては断固として向かい合っていく勇ましさを持っています。なぜか後宮を取り仕切る宦官の壬氏とは相性が合わないと思っている猫猫。
ですが壬氏はことのほか猫猫のことが気に入っている様子で、なにかと用を言いつけたり、難題解決を持ち掛けたり、からかったりするのです。
コメディのようなふたりのやりとりが薬屋のひとりごとの真骨頂と思っている方も多いのではないでしょうか。
後宮で働く猫猫は自分の激しい本性を隠して働いています。
しかし何かのきっかけで感情を抑えきれなくなると雷が落ちるように大爆発するのです。その場面も楽しみのひとつです。
薬屋のひとりごとに登場する女性達も魅力的な人が多いですね。凛として理知的な阿多妃や翆玲、緑青館のがめつい女主人や色魔の妓女、白鈴。一筋縄ではいかないタイプの女性達です。
壬氏と猫猫の関係も気になりますね。
壬氏は身分の高い人物なので、猫猫との関係がどうなるのか予測がつかないですよね。壬氏が猫猫を求めれば手に入らないということはないでしょうけれど、猫猫に強要するタイプではないだろうなとは思います。当の本人猫猫は自分が壬氏に好かれていることを充分わかっているのかどうか現段階では不明な感じです。
物語が進むにつれて、猫猫の生い立ちや彼女も知らなかった事実が描かれていきます。原作はとても長丁場の作品(まだ終わっていない)なのでどこまでコミックが続くのか興味あります。